ヒップホップのかっこいいフレーズ、そして伝えたいカルチャー

ヒップホップはただの音楽ジャンルなのか。違う、カルチャーだ。

ヒップホップカルチャーはかっこいいし、おもしろいんだ。

この記事ではヒップホップの楽曲の1フレーズだけを紹介。オレが大好きなフレーズだ。

この1フレーズをちょっとだけ掘り下げることによってヒップホップのカルチャーに触れる体験をしてもらいたい。

あまり深く掘り下げ過ぎると時間がいくらあっても足りなくなるので、かなり浅くなっている。

今までヒップホップにあまり馴染みのなかった人でも興味を持ってもらえるはずだ。

「俺はヤンキースの選手以上にヤンキースのキャップを有名にしてやったぜ」JAY-Z

Shit, I made the Yankee hat more famous then a Yankee can (Jay-Z)

俺はヤンキースの選手以上にヤンキースのキャップを有名にしてやったぜ

「Empire State of Mind ft. Alicia Keys」

ニューヨーク定番アンセムとなったJAY-Zの楽曲「Empire State of Mind ft. Alicia Keys」で使われているフレーズ。

「Empire State of Mind」とは

2009年10月にリリースされた「Empire State of Mind」

アメリカのヒップホップアーティスト、ラッパーのJAY-Z[ジェイ・Z]がフューチャーボーカルにシンガーのAlicia Keys[アリシア・キース]を迎えて制作された楽曲。

ニューヨーク出身の2人が愛する地元ニューヨークのことを謳歌。

JAY-Z自身が経験した貧困からの成り上がり生活。大都会ニューヨークのリアルな人間模様を感じる歌詞だ。

JAY-Zにとって初の全米1位を獲得した記念すべきシングル。5週連続で全米チャートを制した。

2011年の第53回グラミー賞では、最優秀ラップ・ソング賞、最優秀ラップ・歌曲コラボレーション賞の2部門を受賞した。

JAY-Z[ジェイ・Z]とは

本名

Shawn Corey Carter[ショーン・コーリー・カーター]

出身地

ニューヨーク、ブルックリン、ベッドフォード・スタイベサント

生年月日

1969年12月4日

JAY-Zはニューヨーク、ブルックリン出身のヒップホップアーティスト、ラッパー、音楽プロデューサー、実業家。2008年ビヨンセ[Beyonse]と結婚。

生まれはブルックリン区ベッドフォード・スタイベサン地区にある貧困住区マーシー団地。幼い頃から生活保護を受けて、11歳の時に父親が家を出るという厳しい環境下で育った。10代でラップをはじめるも成功には至らず、裏稼業へ。

1996年にロッカフェラ・レコード [Roc-A-Fella Records]を設立。デビューアルバム「Reasonable Dought」をリリースし、大成功を収め人気ラッパーの地位を確立。

JAY-Zはタイトで流れるようにスムーズなラップを得意とし、他のアーティストとのコラボレーションも多い。

近年では音楽だけでなく、ビジネスでも才能を開花。

キングオブヒップホップとも称され、現在のヒップホップシーンの最重要人物の一人となっている。

NewEraのヤンキースキャップ

今や誰もが知る[NY]の重なったロゴ。「Empire State of Mind」に出てくるのは NewEra[ニューエラ ]のヤンキースキャップで間違いないだろう。

ニューエラ は1920年創業。今ではストリートファッションのアイコンになり、世界最大級のヘッドウェア、アパレルブランドとして知られる。メージャーリーグベースボール[MLB]唯一のオフィシャルサプライヤーである。

JAY-Zはこの大人気ニューエラのヤンキースキャップを有名にしてやったとラップしているのだ。

ヤンキースは世界的にも圧倒的な人気がある。だが、ここまでストリートシーンにヤンキースキャップを根付かせたのはやはりJAY-Zだけではないが、ヒップホップアーティストたちだろう。

JAY-Zのように大好きな野球チームのキャップを被り、ニューヨークという地元への誇りをラップする。

この姿に多くのひとがあこがれたということだ。

そして、ニューエラのベースボールキャップはストリートシーンを筆頭にファッションアイコンとして定番化した。

ヒップホップシーンにニューエラのキャップは欠かせないものとなっている。

[NY]ロゴのエピソード

世界中の人々を魅了しつづけるヤンキースの[NY]のロゴ。おもしろいエピソードを持っている。

驚くことにロゴのデザイナーは世界的に超有名なジュエリーブランドの「ティファニー[Tiffany & Co.]」だった。

そして、実はこのロゴもともとは、ニューヨーク市警の殉職した警官へ贈る勲章のデザインとしてつくられたものであった。ヤンキースのオーナーの1人が元ニューヨーク市警の所長だったため、採用されたのだ。

まとめ、ヒップホップはちょっとだけでも掘り下げてみるとおもしろい

ヒップホップカルチャーには「掘り下げる(ディグる)」行為がある。

これは簡単でちょっとだけ探ってみることだ。

サンプリングされた元ネタの曲を探す。

ヒップホップ特有のスラング表現を知る。

アーティストのバックボーンを知る。

こんなところだろうか。

ヒップホップは知れば知るほど絶対におもしろい。

これはヒップホップ以外でも言えることなのだが、ヒップホップはちゃんと定義されている。

ヒップホップの名付け親とされるアフリカ・バンバータによって「ラップ」「DJ」「ダンス」「グラフィティ」がヒップホップ4大要素と定義された。

さらに5つ目の要素として「知識」が追加されたのだ。

ヒップホップにおいて「知識」は要素の1つとなるほど重要なのだ。本当はなぜ「知識」がヒップホップの要素に加わったかも書きたいくらいだ。やめておくが…

今回はオレの好きな「かっこいいフレーズ」の紹介させてもらった。これを通してヒップホップカルチャーのディグるというおもしろさも伝えたかった。

オレは好きなことや趣味を聞かれたらヒップホップと答えることが多い。だだの音楽のジャンルの1つではなく、とっても奥が深いヒップホップカルチャーだと答えているのだ。

ディグる。掘り下げる。これもヒップホップの楽しみ方の1つ。

ヒップホップはおもしろい。